今年は過去最高に寒い冬だと思っていたら、暖冬と聞いてショックを受けた。

思い返してみたら、確かに、外気温の冷たさで身を縮めるというよりは、どこにいても、常に寒さが辛い。

冷たいのは外気ではなく、自分の身体だった。とにかく寒くて仕方ない。

熱々のお風呂に入っても、私が入ったとたんに一気に冷めて、ぬるま湯になってしまう。もともと冷え性ではあったが、こんなことを感じたのは今シーズンが初めてのことだった。

それ以外にも、何年も前から、身体のあちこちに異常を感じていろんな病院を巡って来たものの原因がわからずにいたが、ようやく病気が判明した。異常な寒がりも、病気によるものだった。

病院とは、病気を見つけてくれるところだと思っていたがどうも違うみたいだ。病気を見つけられない、見つけようとしない医者の方が多いと思って、病気を見つけてくれる医者を探し出さないといけないのだと思った。

多くの病院をたらい回しにされる中で、めちゃくちゃ性格の悪い医師もいたりして、ある時は紹介状を持って行った大きな病院で、家から遠いところ時間かけて行って、4時間以上に及ぶ待ち時間の末にやっと順番が来て診察室に入ったとたん、医師から「診察しない」と告げられがっかりしたこともあった。

どうやらその性格の悪い高齢の男性医師は、紹介状を書いた若い男性医師が気に入らなかったらしい。

診察しないというのに当たり前のように診察料はちゃっかり盗ってくる。なんて楽な仕事か。医者というよりは強盗かな。

散々嫌な思いをして、もうすっかり病院も医者も嫌いになった。