もともと内気で人見知りだった上に、実の母から虐待されて育ったものだから、人間不信である。
そんな性格も、趣味のスポーツを楽しんでいたときはいくらか改善し、人と明るく楽しく接することができていた。
身体の不調により運動できなくなってからは、また閉じこもった自分に戻ってしまった。友人もいない。
両親の親族とは絶縁状態だし、夫の親族とは仲良くなれそうにもない。表面上はふつうに接してくれているが、疎まれていることは常にひしひしと感じる。
こんな自分と一緒にいて優しくしてくれる夫には感謝しかないが、なにせ根っからの人間不信なので、夫から酷い目に合う夢もしばしばみる。
そんな日は朝から疲れがとれることなく、精神的にも疲弊しきっている。