昨夜、どこからか、
ケアルが飛んできて、
私にかかりました。
昨夜、どこからか、
ケアルが飛んできて、
私にかかりました。
吐き気がする。
今年、父の年齢に追いついてしまった。
父が死んだ時からずっと、この歳までには父のもとへ、と心に決めていた。
しかし、なんだかんだうまくいかずに生き延びてしまい、ついには愛犬との出会いがあって、残して去るわけにもいかなくなった。
ワンコには幸せでいてほしい。最後まできちんとお世話をするのが私の務めだ。
消えたい、死にたいという気持ちは消えないが、ワンコ様に仕えているあいだは、そうするわけにはいかない。
しかし、今年の自分の誕生日を迎えてからというもの、自分が生きていることに対する罪悪感が強まり、自分が存在しているということを意識する度に気分が悪くなり、吐き気を催すようになってしまった。
この苦しみはもしかしたら、時が経つほどに増すのではないか。
思いがけず、こんな歳になって辛さマシマシだ。
こどもの頃、ゲームに熱中していた。
今思えば、それは最初の現実逃避だった。
悲しいことや辛いことばかりの日常の中で、ゲームをしている時間だけはとても楽しかった。
毎日それだけが楽しみで、現実を忘れて夢中になった。
特に、スーファミ時代の好きな作品は、クリアした後も飽きずに何度も何度もプレイしたものだが、プレステになった途端にあまり楽しめなくなって、程なくしてやめてしまった。
それ以来、スマホゲームもしたことがない、ゲームとは無縁なのだが、親しんだゲームの音楽は、今も私の心を癒してくれている。
現在の現実逃避の時間である毎日の晩酌には、音楽が不可欠。
DWEET/西原健一郎の『夜を待って』のごとき日々で、jazzを中心にいろんな音楽を聴く。
時にはゲーム音楽も。
ゲーム音楽に関しては、最近ではYouTubeチャンネルSQUARE ENIX MUSICがお気に入りで、とりわけ、
『JAZZ Mix Mixed by DJ JIN (RHYMESTER)』
のjazzアレンジは秀逸で、大好きな『クロノ・トリガー』に始まり、鳥肌ものの『七英雄バトル』、『ビッグブリッジの死闘』は心にしみる。
私にとって、お酒は唯一の友達であり、親友。
音楽はケアル(ホイミ)みたいなものかな。